シミにはいろいろな種類があり、原因、現れる場所、形状などに特徴や違いがあり、一口にシミと言ってもそれぞれの対処方法は異なります。自分のシミが一体どのタイプのシミなのかを間違って判断してしまうと、正しくない対処法を実践することになり満足な結果を得ることができません。
シミの種類を知り、自分がどのタイプなのかをしっかり判断した上で正しいケアをしたいですね。もし、自分で判断する自信がないときは、皮膚科で相談してみるのも良い方法です。
シミには、以下のような種類があります。
《シミの種類》
・老人性色素斑・・・シミといわれるものの一番多いタイプ。原因は紫外線。
・脂漏性角化症・・・老人性色素斑が定着して盛り上がった状態のもの。
・雀卵斑(そばかす)・・・遺伝的な原因でできるので10代から現れる。
・炎症性色素沈着・・・ニキビや傷などによる炎症がおき、その痕がシミになったもの。
・肝 斑・・・女性ホルモンの乱れによってほお骨の上あたりに左右対称にできる。
・花弁状色素斑・・・急な日焼けをした後、肩や背中にできる花びら状のシミ。
老人性色素斑
シミと言われるものので最も数が多いのがこの老人性色素斑です。紫外線による日焼けが年々積み重なることが原因でできます。
脂漏性角化症
紫外線による老人性色素斑を長年放っておくと、定着して表面が盛り上がった状態になり、表面がポツポツとした感じになります。
雀卵斑(そばかす)
雀卵斑(そばかす)は経年の紫外線の影響が原因ではなく、遺伝的な原因で出るシミです。子どもや若い10代から鼻の周りに雀卵斑(そばかす)ができるのはそのためです。
炎症性色素沈着
ニキビやその他の何らかの原因で肌が炎症を起こすと、治った痕が茶色くシミになって残ることがあります。炎症性色素沈着は、時間の経過とともに消えるもの、数年かかって消えるもの、消えないものがあります。
肝 斑
女性ホルモンのバランスが乱れることでできてしまうシミです。更年期の人に多く見られますが、妊娠中やピルを服用している時にも出ることがあります。
花弁状色素斑
急激に日焼けをした後や、日焼けで水ぶくれができてしまった後、肩や背中、胸に現れる小さな花びらのような、こんぺいとうのような形をしたシミです。日焼けをしてからかなり時間が経ってから出現することもあるので注意が必要です。